沖縄県花卉卸売市場より・・・

  

　この時期の台風は農作物やら何やらといろいろ厄介なことだらけです
台風21号・22号が立て続けに沖縄本島を直撃したおかげで、ジェット燃料を積載したタンカーが港に接岸できず那覇空港向けの飛行機は積載制限がかかり貨物が届かないという状況に今回も見舞われました
　近年このような状況は頻繁に発生していましたが、さすがに今回はタイミングが悪すぎましたねぇ・・・

　３連休の週に・・・。

というのもこの時期は一年間の中で一番ブライダル（婚礼）が多い季節！しかも婚礼が多い３連休にこのような荷物が届かない状況
今日は最悪な一日でしたね・・・。
台風22号接近に伴い先週の金曜日から積載制限が始まりました。そのため金曜日のせりもかなりの品薄状態で終了。それならば・・・と、週明けの月曜日に花の仕入れを予定していたお花屋さんはかなりいらっしゃったのではないかと思います。そんな中、今日はほとんど入荷がない状態。実際昨日、日曜日から運送屋さんから貨物の発送がかなり厳しい状態であることは知らされていましたが、まさかコンテナ1台も入荷がないとは我々は思いもしませんでしたね。結局セリを行う商品もなく、週末の婚礼用花材もないため花屋さんからの問い合わせの対応に追われる始末。
そんな中ふっと頭をよぎった事はこのまま花が届かない状態が続くと・・・
・せっかくの結婚式に花がない
・お祝いなのに花束もない
・開店祝いなのに花がない
・快気祝いなのに
・葬式で最後の別れなのに・・・・・
と何故だかついつい想像してしまいましたね。何故だか・・・
私の頭の中に出てきた言葉は・・・

「俺が当事者だったらそんなの嫌だ！」

もちろん誰だってそんな状態は嫌だと思います。そう思いますが、悲しいことにそれが我々沖縄に住む人達に起こりうる現状なんです。
私に言わせれば、選挙の度に雇用だ！基地問題だ！と叫んでいる議員さんの中に一人でも

「離島圏の空港にはジェット燃料を十分に備蓄することができる施設を！」

とまでは言いませんが、普通に暮らせる環境整備に取り組んでくれる人はいないものなのか？と思いますね。
話がそれましたが、花が「ある場面」と「ない場面」皆さんはどう思います？
想像してみると植物(花)ってけっこう存在感ありますよ。それぞれが何かをうったえてきます